こんにちは☺attttyです!
「ただいまー!」と元気に無事帰ってくる子どもたち。
やって欲しいことを全て終わらせてからゆっくりできている子どもさんはどれくらいいるでしょう?
「手を洗ったの?」「荷物をぽいぽいしないで!」と言われる子どもさんたちのほうが多いのではないでしょうか。
そんな姿を見て、『うちの子だけ?』と悩む保護者の方は多いです。私自身もたくさん相談を受けていました。
大丈夫です。みんな一緒ですから。
家でまで完璧に決まったことをこなしたり、保護者の方の指示通りに行動できる子は、どちらかというと心配になってしまいます。
年中聞くお悩みですので、「もう!」と思った時には読んで「まぁいっか」と心を楽にしてもらえたら嬉しいです。
この記事を読んでわかること
- 園で出来ていることが出来ないのはなんで?
- だらだらしている時になんて声を掛けたら良い?
- どうしてもできないときは、どうする?
家での様子が気になって担任の先生に相談されたことのある保護者の方は多いのではないかと思います。
園は、楽しく頑張るところ。家は、安心してリラックス出来る場所。
このように、集団生活を送るうちに子どもたちは【場所によって過ごし方が違う】ことを認識していきます。
さらに経験を重ねていくと、場所だけではなく【時間や一緒に過ごす人などによっても行動や言動を調整する】ことを学びます。
この認識の深まりは、たった数年で出来上がるものではなくて長い時間をかけて、培われていくものです。
大人でも職場と家ではスイッチを切り替えて頑張っていらっしゃると思います。
その様子が見られるということは、こどもたちに園と家での気持ちを切り替える力がついているということです。
そして、家でリラックスすることで身体を休めて次の日に備えて休養をとることが自然と出来る力も身についています。
この力は、目に見えて分かりやすい力ではないので、目に見える「だらだらしている」という行動に視点が向いてしまいますが、身体や心の機能が成長していると捉えてあげると良いと思います。
でもでも!!!そのままほったらかしというわけにはいきませんよね。
そんなときに、なんと声を掛けたらいいのでしょうか?
まず1番目にやって欲しいことを【1つ】だけ伝えます。
そして、その一つが出来たことを一緒に確認します。これを繰り返すことが有効だと思います。
具体的なやりとりの例
[保:保護者、子:こども]保:「よし!手を洗おう」(指示1つ)
子:「はーい!」
保:「きれいになった?見せて!」(一緒に確認)
子:「きれいだよー!ほら!(見せる)」
保:「ほんとうだ!きれいになったね!ばっちり!」(最後は褒める)
この例は、とってもスムーズな日のやりとりな印象ですよね。
でも、毎日帰宅後の流れが決まっているご家庭であれば【あえて流れを一つずつ指示】して、「よし!できてる!」を重ねたほうがモチベーションを維持しやすいように思います。
だって!家に帰ってきてからも、あれもこれもやらないといけないのは疲れてしまうんだもん
帰ってきてからの流れが日々違うご家庭であれば、【玄関で1つ目の指示】+【顔を見て伝える】ことが有効だと思います。
こどもたちも家に帰ってきたら『何しよっかなー?』『眠たいな』と頭の中では考えているでしょう。
その状態で、おもちゃやソファーを見てしまったらもう…動けませんね。
大人も時には、おいしそうなデザートを見て買う予定ではなかったのに買いたくなったりすることがありますよね。
それと同じように、【耳で聞いた情報よりも目で見た情報のほうが強く】残ります。
大人は『また今度にしよう』とコントロールが出来るくらいの経験と判断力がありますが、こどもたちはその力が成長する過程にあります。
とことん付き合っていきましょう。園生活でもそれを繰り返し頑張っています。
ただ、そんなにうまくいかない日もありますね。どうしたらいいのか頭を抱えることもあるでしょう。
次は、そんな時のことを一緒に考えていきましょう。
そんな時は、「○○はできそう?」とできることを尋ねてみましょう。
1つ頑張れたら、「ありがとう」と伝えてあげてください。
それ以上を求めることは、保護者の方にとってもこどもたちにとっても悪循環になってしまいます。
こどもなりに見えない感覚や気持ちと戦って身動きがとれなくなることもあるのでしょうね。
だから、そんな時は保護者の方もこどもたちも無理に頑張らなくていいです。
出来る時には、親子で一緒に取り組んでみると協力を楽しく感じたり一緒なら気分が乗らないことも頑張れたりするので、手段として知っておくと親子共に有効な場面が意外と多いですよ。
園の先生方もよく使う声掛けのことばの1つです。
まとめ
- 園では出来て、家では出来ないのは【心と身体が成長している証拠】時と場によって判断する力がついてきています!
- だらだらしちゃっている時は、まず【1つだけ】伝えて、普段できていることであっても褒めましょう!
- 何を言っても、抱っこしてもダメな時には【できること】を尋ねて、一緒に取り組んであげましょう!
こどもたちは、大人よりも感情や体の状態を表すことがどストレートなので、見ている大人はなんだかイライラ・もやもやしてしまいがちです。
大人はこどもたちよりもコントロールできるから、そう感じてしまうんですよね。
たまには、一緒に休憩することも大事です。
そうすることで、わざわざ教えてもらうことのない息抜きの仕方を経験できるんですから。
そして、保護者の方も心に少しのゆとりを持ってこどもの姿を見つめることができるのではないでしょうか。
少しでもこのふりかえり帳が心の拠り所になりますように。
atttty
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